肘部管症候群


肘関節の後ろに尺骨神経がはしっています。骨の変形により。これが

圧迫されると、前腕から手、特に4−5指のしびれと知覚障害がでます。

ひどくなると、手の筋肉がやせてきたり、第4指と第5指が伸びなくなります。

なお手がしびれる原因は頚由来も多いのです。整形外科できちんと診断を受けることです

原因  主に使いすぎにより起こります。あるいは肘の神経部分を圧迫したことにより起こります。


診断

肘の内側の神経をたたくと第4指と第5指に痺れが走ります。

上腕骨下端の骨折の後遺症で出るときは外反変形もあります。


治療

薬物治療:

痛み止め、筋弛緩剤、胃腸薬、神経栄養剤などをのみます

症状がある間はきちんと飲んでください。

副作用は胃腸障害や眠気程度です。

注射(局所、神経ブロック、関節内注射)も有効です。

 理学療法:

急性期をすぎてから行います。消炎鎮痛として、低周波やマイクロウエーブなど

注意:手の筋力低下、手がやせてくる。特に手背の母指側のふっくら

したところがやせてくれば重症。そうなるまえに手術が必要。

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