十字靱帯損傷、内側側副靱帯損傷

総論

原因

転倒やねじったりしたことで、おこす。膝に血液がたまる

損傷部位で不安定性の方向が決まる。

なお靱帯が切れていなければ単なる打撲か、重症なら

骨折である。いずれにしても整形外科をきちんと受診する

ことが大切。正確な診断をつけてください。

治療

膝関節の悪い方の一般的な注意

膝関節の悪い方の運動方法

 


各論

○側副靱帯損傷

十字靱帯損傷などの合併損傷がないかぎり、保存的治療を行います。

ギプスを巻きます。4週程度の固定でその後、専用のサポーターをつけて、

四頭筋訓練を開始します。スポーツは6−8週で復帰できます。

 激しいスポーツを行う方や、著しい不安定性がある方は単純縫合するこ

ともあります


○十字靱帯損傷

 若い方で、スポーツをする方は手術が原則です。ある程度以上の年齢の方で、不安定性があっても

 あまり日常生活に困らない方はギプス等を巻きます。しかし原則は手術になります

手術方法

 十字靱帯損傷

 先ず麻酔下で不安定性をチェックします。ついで関節鏡を行います。

 関節鏡で切れているところを確認します。確認後十字靱帯の再建に移ります。

十字靱帯の再建法

 いろいろありますが靱帯移行術あるいは移植術

  他の部位から靱帯をもってきて十字靱帯の走行にそってに移植します

 人工靱帯

  ひところよりは、行う施設は減りましたが、人工靱帯を用いることもあります。

  初期成績は安定しています。

  固定は4−8週です。充分な術後の訓練が必要です

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