診察の受け方 レントゲン室へいく 腰の診察室へいく
靴下は、両方とも脱いでください。脱衣所に、診察着があります。身につけてください。 準備ができたら、医師の前へどうぞ 診察は下肢の知覚や筋力、反射を、チェックします。 ここでは、簡単な質問で代用します。
診察が終わり次第レントゲン検査になります レントゲンでは、再び腰をだします。 脱衣所に患者着があります。 腰のレントゲンは4つの方向から取ります。すなわち 正面像、側面像、左右の斜めからです。 細かく見るときはもう少し取ります。 でき上がったら、医師の診察室で説明があります。
一般的には 核磁気共鳴法(MRI):脊髄を見るのに適しています ドラム缶のような所で寝ているだけで終わりです 磁石ですので、ペースメーカーをつけているかたは できません CT scan :骨の横断面を見るのに適しています。 同じく器械の中で寝ているだけです ミエログラム :入院して行います。腰もしくは頚より脊髄腔の中に 針を刺して中に造影剤を入れます。 椎間板造影 :入院して行います。椎間板に針を刺しなかに造影剤を 入れます 神経根造影 :圧迫されている神経根に造影剤を入れます その時に麻酔剤を入れればブロックになります。 などがあります。
整形外科の検査についての一般的な考え方
整形外科疾患では慢性疾患が多いため、レントゲン上で異常がある方が多いのですが、良く聞かれることは
○単純レントゲン写真
質問:腰のレントゲンで変形があるといわれ、整形外科の先生に変形は一生直らないといわれました。どうすればよいのでしょう。一生腰痛が続くのでしょうか?
これは、腰に限らず、変形性膝関節症やその他の疾患でよくおこる誤解です。たとえば、中年以上の方が、腰痛で受診されてレントゲン等を取れば、下肢のしびれなどがなければ、多くは「変形性脊椎症」という病名がつきます。同世代の方の腰のレントゲン写真をとれば、症状の有無に関係なく、大体同じような骨変化を示します。では同じような腰椎の変形のある方が、すべて腰が痛くなるのかといえば、そういうことはありません。確かに変形があれば正常の方よりは腰痛がきやすいとはいえますが、痛みは使いすぎや筋力不足などの日常生活のなかでの問題で起こることが多いわけです。従って、安静や薬物治療、その他腹筋を鍛えるなどの、いろんな努力をすることで、症状のない快適な生活をおくることができます。レントゲンで変形があるから、かならず症状が出るとはかぎらないわけです。
○MRI検査
質問:腰のMRIという検査をしたら椎間板がでているといわれました。手術しなければいけないのでしょうか。
回答:腰のMRI写真で椎間板が突出しているだけでは、特に問題はありません。これは症状のない方でもMRI等を検査すればよくある現象です。脊椎というのは単なる入れ物であり、大切なのはそのなかの神経なのです。神経が椎間板で圧迫されれば、下肢痛や痺れなどのいろんな症状が出ます。下肢痛が、薬物治療その他のいろんな治療で直らなければ、そこではじめて突出した椎間板の切除などの手術も考慮されます。下肢痛などの症状がなく、椎間板の突出のMRI所見だけでは、あまり病的意義はありません。
医師の診察室
まずは基本的なことを十分に理解してください
腰痛の基本ここはかならず読むこと
日常生活の注意腰への負担を減らす
運動の仕方腹筋の鍛え方
では質問を始めます。あてはまる下線部分をクリックしてください。 急性の腰痛について(痛くて動けません)
慢性の腰痛について(痛みがなかなかとれません) 病名がわかっている場合 病名がわからない場合は以下に進んでください
質問:ケガをしたおぼえがありますか 外傷がある 外傷がない スポーツで痛くなった、力仕事で痛くなった。あるいは自然と痛くなった
○腰が痛いが、足のしびれはない。 大きな外傷もなく、スポーツや、長時間歩いたあと、痛くなった。 あるいは、ちょっと重いものをもってひねった程度。 若年者 中年以上 高齢者の女性 分離症といわれた。スポーツ制限は? ○腰が痛く、下肢にも痛みや痺れがある。 若年者 中年以上で歩行すると増強する ○背骨に変形がある。まがっているといわれた。 ○高齢者で腰がまがってきた。