Q「頚が痛いのが、なかなかとれません」
 A「筋肉を鍛えるのが最も大切です」

頚断面解説
頚は構造上、左図のように、重い頭をそれを細い頚で支えています

運動不足や、年齢で、頚の筋力が落ちたり、頚に負担のかかるスポーツや

作業をすれば、頚が頭を支えきれなくなります。そうなれば当然、頭を

ささえきれなくなります。

筋力低下があれば、当然頭を支えきれなくて、頚が痛みます。

 慢性的に頚が痛いのは、この筋肉痛が多いのです。

また、前屈みで作業するとか日常生活の中で無理な姿勢をとる事も原因です。

頚に負担をかけないよい姿勢を覚えることです。

         治療

治療はまず痛みに 対する正しい知識を得ることから始めます。筋力が落ちると、

重い頭をささえることが出来なくなって、ますます痛みが、増してきます。

大事なことは、医者にまかせきりにするのではなく、自分でも努力しなければいけません。

日常生活の注意(クリックすれば画像が出ます)

   頚に負担のかからない、姿勢(肢位)を覚える

   頭を支えられるだけの筋力をつける

   方法は受診している整形外科で教えてもらってください。

 薬物治療:

      痛み止め、筋弛緩剤、胃腸薬、気持ちを落ち着かせる薬などをのみます

      症状がある間はきちんと飲んでください。

      副作用は胃腸障害や眠気程度です。

 理学療法:

      急性期をすぎてから行います

     消炎鎮痛として、低周波やマイクロウエーブなど

     頚椎牽引も行います。

 レントゲンで大した所見がなく、慢性でなかなか直らないのは、いわゆる

 肩凝りで、いっぱいいらっしゃいますね。運動は要は頚の周囲の筋力を

 鍛えるのですが、特に水泳が良いと思います。週に3回以上出来れば

 理想的です。

頚の筋力の鍛え方(クリックすれば図が出ます)

 手と頭で力くらべをするのです

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