頚部痛

  大きな外傷や、腕の痺れなどの上肢症状がなく、長時間運転後や、
  スポーツの後に痛い。仕事が忙しかった、寝違いなどのとき。
  単なる筋肉痛です。疲れなどによる、肩凝りと考えて結構です。
  病名は変形性頚椎症、頚肩腕症候群、ねちがいなど
 原因
  レントゲンには異状がないことが多い
  あっても軽度の年齢による変形程度

解剖学的理由

  頭は6kgあります。それを細い頚で支えています。
  運動不足や、年齢で、頚の筋力が落ちたり、頚に負担のかかるスポーツや
  作業をすれば、頚が頭を支えきれなくなります。そうなれば当然、頭を
  ささえきれなくなります。そのために痛みが来ます




 治療:
 日常生活
   頚に負担のかからない、姿勢(肢位)を覚える
   頭を支えられるだけの筋力をつける
   方法は受診している整形外科で教えてもらってください。
 薬物治療:
      痛み止め、筋弛緩剤、胃腸薬、気持ちを落ち着かせる薬
      などをのみます
      症状がある間はきちんと飲んでください。
      副作用は胃腸障害や眠気程度です。
 理学療法:
      急性期をすぎてから行います
     消炎鎮痛として、低周波やマイクロウエーブなど
     頚椎牽引も行います。
 レントゲンで大した所見がなく、慢性でなかなか直らないのは、いわゆる  肩凝りで、いっぱいいらっしゃいますね。運動は要は頚の周囲の筋力を  鍛えるのですが、特に水泳が良いと思います。週に3回以上出来れば  理想的です。頚の筋力の鍛え方は、整形外科で聞いてください  手と頭で力くらべをするのです

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