▼Q2.こどもの成長に悪影響を及ぼさない
運動の量・時間について。
Q3.成長段階にある児童について、部活動
の運動はどの程度にすべきか。
障害をふせぐために、特に気をつけなければ
ならないこと。
A:練習日数と時間については、週3日以内、1日2時間を越えないこと。
個々の選手の成長、体力と技術に応じた練習量と内容が望ましい。
野球の場合、ピッチャ−では小学生では1日50球以内、試合を含めて週 200球を越
えないことになっている。因に、中学生では1日70球以内、週 350球を越えないこと
。高校生では1日 100球以内、週 500球を越えないこと。尚、高校生でも1日2試合
の登板は禁止すべきである。
又、これは当然のことながら練習前後には、十分なウォ−ムアップとクールダウン
が必要である。更に、シ−ズンオフを設け、野球の場合ではこれ以外のスポ−ツを楽
しむ機会を与えることが望ましい。以上が臨床スポ−ツ医学会学術委員会がまとめた
野球による障害予防のための提案であり、他の種目もこれに準じた対策が必要と思わ
れる。