スポーツ医学に関する質問

▼Q20.疲れを癒すためのストレッチ体操。

(バスケット)

Q21.成長期に大切なストレッチ運動について。

(陸上)

A:スポーツ障害や疲労の原因の殆どが使い過ぎによるものである。ある特定のスポ

ーツ種目の練習を続けて行くと、同じ動作をくり返すために体の同じ部分だけを使い

、そこにストレス(疲労)が蓄積され、このために筋、腱、靭帯、関節などが固くな

り種々の障害を生ずるものである。この使い過ぎを治療、予防するには休ませること

が最良であり、スポーツを行いながら治療、予防することは極めて困難である。そこ

で正しいトレーニング等とともにストレッチングがきわめて効果的であり、硬くなっ

た筋や腱などの柔軟性を回復し、常にリフレッシュされた状態におく事ができる。

成長期では骨の成長が急速で、筋肉の成長が追いつかないことがある。その結果とし

筋肉や腱が緊張し、相対的に身体の柔軟性が欠如し、種々の障害をおこすことがある

。このために特にストレッチングが練習や試合前後に必要である。しかし目的とする

筋肉や腱がきちんと伸ばされているか否かは、選手自身にしか分からないので個々に

指導する必要がある。

戻る