▼Q33.投手の肩・肘の障害予防対策について。
A:肘については(Q27〜Q28と同じ)
野球肩についても肩を守るその基本はからだ全体を使って投げる、順番を守って投
げる(手が最後)、上腕は捻らない、コックアップでは前腕は回内位、体重移動は股
関節の上で体幹を回転捻転させて上肢を使うなどの無理のないフォ−ムをとる。投球
による肩障害はオーバーユースによる組織損傷が中心であるが、その病態の発生には
肩関節の不安定性が大きく関与している。不安定性の主体は先天的素因による。よっ
て投球時のホームの矯正、ウォ−ミングアップやストレッチング不足による柔軟性が
十分でなかったりするときに小外傷がほとんど起こっていることに注意する。