情報はごみである


○メーリングリストの情報量の増大に悩んでいます。十分読めません。

また興味のない情報ばかりが多く困っています。メーリングリストをやめたいのですが。


○基本的考え方 1)情報流通量は今後増える一方である 以前と違ってネットワークに参加している方の数は飛躍的に増えています。地区 でも、全国でも同様である。全国では各地で活発に議論が行われています。全国 の医師の横の連絡網はかなり活発である。現在500前後の多様な医師メーリング リストが存在する。日医も掲示板やメーリングリストの構築をはかっている。活発 になればなるだけ、発言する方は多くなり、メールの配信は増える。またひとつひ とつのメールは長文である。従って以前のように、印刷してみるということは、紙 のムダとなる。事実上は不可能である。 2)人によって求めるものは違う。 ある人にとって有用なものは他の方にとってはごみである。流れる情報の大部分 はしたがってごみとなる。ごみが多いと苦情をいえばごみの量は減るであろうが、 同時に有用な情報もなくなる。大部分がごみであろうとなかろうと活発な場を作っ ていくほかはない。 3)流れる情報量はどれくらいが妥当か? たとえば1日1回のメール配信では有用なものはきわめて少ない。それはたんに 活気がないだけ。流れるごみの量は多いほうが良い。ごみの中から有用なものがあ るかもしれない。ないかもしれない。こちらで規制できるものではない。 4)情報を得るには対話する必要がある。 有用な情報が少ないと嘆くよりも、有用な情報を得る努力をするべき。毎日流れる 情報が自分にとってすべて必要なものであることはありえない。大部分がごみであ る。自分にとって必要な情報は、自分で探す必要があることは理の当然であろう。 自分でしないで、事務任せで印刷させて見るだけで、必要な情報が得られることは ほとんどありえない話である。 たとえば電子カルテについて聞きたければ、ネットで質問してみれば良い。誰か が答えてくれる。それをきっかけにいろんな討論が始まり、複合的な情報が得られ る。情報を受け取るだけという受け身な姿勢から生まれるものはあまりない。ネッ トはテレビのような一方的なメディアではなく対話型のネットワークである。逆に 言えば対話型メディアであるから、ネットでは対話しなければ、求める情報は得ら れない可能性も高いということにもなる。 5)できるだけ間口は狭くする。 忙しい先生方のために、情報はできるだけML等に集約して、かつできるだけ大 量に流れるようにする。方々へ情報を取りに行くのはできるだけ避けるのが実際的 であろう。ユーザはごみの山の中から適当に取捨選択していけば良い。間口は狭く 、ごみはたっぷりと流す。
○メールが大量の場合の対処方法 1)メールを自働振り分けする。 電子メールのフォルダの作成とメールの自動振り分け  わたしは件名が[hkn]とついたものはhknというフォルダへ入れると設定していま す。[isikai]はisikaiというフォルダへ入れる [8-medical]は八戸というフォルダへ入れています。メーリングリストにあわせて いれています。青森県医、ひめだるま、ブラックアウト、雑誌、医学雑誌、その他 30くらいのフォルダへ振り分けています。 2)未読メールは一括で既読にできる。  メールを「すべて選択」をクリックして、「すべて既読にする」を選択すればよい。