八戸医学会展示会印象記 平成12年11月19日於八戸健診センター  

本田整形外科クリニック。本田忠

八戸医学会が行われました。同時に展示会がありましたが、その印象記を


NTTさんのブース

1)衛星携帯電話 NTT サテライト ポータブルホンNとD

36,000kmのN-STARの衛星から送受信するシステム。音声、ファックス、画像転送が出来ます。一昔前のNTTのごつい衛星電話よりはかなり小さくなりました。重さも2.7kgです。災害時には威力を発揮しそうです.

実際の写真はここです 通常サイズ

2)PHS端末 今どこ?サービス

 PHSのエリア内なら、半径100−500mの誤差で位置をPCかファクスへ流して教えてくれる。

ア)ファクシミリから位置情報センターにダイヤルする

イ)探したいPHS番号とパスワードを入力する。

ウ)ファックスあるいはPCに居場所を示した地図が流れる

利用料金  使用量 100円/月 40円/1回 なお専用端末もあります。「p-doco?」これはポケベルみたいな形で小さい。 徘徊老人には最適か

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3)NTT DoCoMo CCDカメラと携帯電話

CCDカメラから携帯を使ってPCへ画像を飛ばす。12コマぐらいですが結構きれいな画像で使えます。

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ほかにもmessageware exireメッセージウエア エクシーレが面白かった。これは、一台でキーボードもついて、メールが出せる小さなPDA機器でした。携帯につける、キーボード関係も結構ありました。携帯は片手で電子メールが打てるわけですが、やはりキーボードがあったほうが便利か。将来はPCと携帯電話、どちらがネット接続の主流になるのか分かりません。目の離せない分野です。


エプソンのOHP兼用液晶プロジェクターTLP651J

1000ansiルーメン、XGA、81万画素CCDカメラつき99万8千円。4.4kgで非常に小さい。OHPはCCDカメラで行い、液晶プロジェクタでプレゼンもできる複合機です。まあ複合機というのは若干使いずらい所もあるのですが、 面白い器械です。デジカメがあるなら必要はありませんが、OHPを使えるので、その場で何でも写すこともできる。

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介護保険ソフト

1)システム日本サイエンス 「ケア・U/Pro」 96000円

ファイルメーカープロで作ったもの(WIN)。在宅介護、一次判定、MDS対応のケアプラン、予定サービス要件、請求、などがはいる。特養や老健向けのもある。 通常サイズ 大きい画像

2)ニップクケアソフト。日本福祉医療総合研究所28万円

介護保険給付請求ソフト。居宅支援事業者向け、在宅介護サービス事業社向け ケアプラン作成。

2)その他一般的なソフト

CareCare
CarePlan(津田式ケアプラン)
給付管理
αケア
iCare
iClinic
認定くん
こくしんくん
介護レセプト
ケア・U/Pro
メディスプラン
ナビケア
ひまわり
ニップクケアサービス
ケアプラン大集合


八戸医師会臨床検査センター検査配信ソフト、シーエービー

これは八戸医師会の検査配信システムのソフト。それなりにできている。エクセルで読める。また互換性を保つためにcsvファイルにした。あとはマニュアル類を充実させるべきであろう。たとえば、検査の異常値が出た場合の意味。その後の検査計画モデルの作成。単位の解説など周辺を充実させる必要がある。これはデータベース化しているので、入力すればよいだけである。検査センターさんにがんばっていただく

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電子カルテ

今回はこれがメインでした。今回の3社のソフトはよくできている。感心しました。最低限の手なおしで なんとか実用になると思いました。いつでも導入できる。 考慮すべきはタイミングだけです

1)医療情報ネットワーク補助金での電子カルテの導入。

2)日医のあるいは日医総研のソフト開発は?  

当然値段は安いほうがよい。

3)入力の手間をいかに軽減するか

 事務さんを私の脇において、処方とオーダ類はすべて口答がよい で私は所見のみいれることにする。 これで十分使い物になりそうです。最も診察室で事務さんのいる物理スペースをどう作るかが問題

1)三洋メディコム 電子カルテ「Dr’s partner」

 レセプト機能はガッチリ。ただし高い。タッチペンでも入力できる。さすがに手堅い。分類も細かく設定できる。良く使い込まれている。タッチペンの耐用性はマウスと比べてどちらが上だろうか。 通常サイズ 大きい画像 ペンタッチ液晶  通常サイズ 大きい画像

2)CSI 電子カルテ「シーバース」 

これもよくできている。病名セットオーダが使える。セットオーダがあらかじめうまく組めれば定型的な仕事はだいぶん楽になる。

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3)BML 電子カルテ「MedicalStation」 

これはウインドウを多用している。ウインドウ間のデータ移動が旨く動けば気に入った。

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説明パネル 通常サイズ 大きい画像

 

4)電子カルテについて より精しくはここをお読みください