ホームページを作ろう

 本田整形外科クリニック  本田忠ver2000/11/18


はじめに

 今回はホームページ作成支援プログラムを検討してみます。ホームページを作るには簡単なhtml言語を習得すれば大丈夫です。通常のエディタさえあれば十分かけます。しかしそうはいっても全体の色とか、レイアウトとかは、専用のソフトがあったほうが便利です。そういう支援ソフトを検討してみます。


基本的な使い方

1)html言語の習得

  あくまで基本はhtml言語を覚えることかと思います。命令語は10個程度で一般的なホームページは十分作成できます。

2)エディタの習熟

 まずは秀丸などのエディタを使って、作ってみる。私は初期の頃は、頻発する命令語は置換で最後に一気に入れました。たとえば<BR>は面倒なのでbrrと書いておいて,最後に一気に置換させます。代表的な命令語はあらかじめ決めていました。URLなどでダブルことがあるので、ありえない言葉で憶えやすくかつ簡単なものにすることです。

3)体裁を整える

 エディタで作ったファイルをホームページ作成支援ソフトで読み込み、細かい所、たとえば色とか、文字サイズやテーブル、フレームなどを確認しながら体裁を整える。支援ソフトはあくまでお手伝いと割り切ることかと思います。全自動のソフトは、勝手にいろんな命令語を付け加えたり、無意味な命令語も多くはいり、ソースプログラムが無駄が多くみずらい物になります。そういう場合、私は最後にエディタでソースを読み込み、無駄な命令語を除いたり変換したりします。これは複雑なソフトほどその傾向が強い。至れり尽せりですが、少し度が過ぎる。たとえばマイクロソフトのワードやエクセルから直接作ったhtml文は、エディタでは殆ど直せません。しかも、うまくいかない時も数多くあります。高度なソフトが使いやすいとは限りません。半自動ぐらいのソフトの方が使いやすいと感ずるときもあります。そういう意味では単純なフリーウエアのソフトも捨てがたい味があります。簡単な支援ソフトでも、きちんと使いこなせればほとんどのことは出来ます。

4)完成

 最後はセンスの問題です。これはいかんともしがたいですので、私は自信がありません。現時点では、ホームページ作成支援ソフトで、すべてすまそうというのは、やはりいささかムリな相談かと思います。使い慣れた、エディタなどと上手く組み合わせて、あくまで補助的に使うものかと思います。なれてくれば、これほど便利なものはありません。ちなみに私はホームページプロを使っています。


実際のソフト

 以下に代表的なものをあげておきます。当然私もすべて使用経験があるわけではありません。

1)フリーウエア

a) Homepage Manager v1.25 886KB

 FTP機能を備えたホームページ作成・管理の統合ソフト。WYSIWYGによる編集が可能。Webサイト内で使用する複数のファイルはフォルダに分けてツリー表示でき、まとめて管理可能。 著作権者 立道 哲 氏

b)HTML Sorcerer v8.00 1162KB

 タグ挿入式エディター。IEレベルのブラウザ機能を付加。HTMLファイルの雛形をウィザード形式で作成可能。FTP機能を搭載。相対リンクの指定が容易。ディスクのディレクトリ構造及びファイル一覧を常に表示。 【著作権者】masatsu(Masashi Tsugawa) 氏 / Friction River Software フリーソフト

c) EasyHome v2.41.18 1482KB

WYSIWYGによる編集が可能。ファイル管理機構を備えています。クリッカブルマップ、フレームページも可能。 【著作権者】TEMPEST 氏 シェアウェア 2,000円

d)縦書きHTML v1.34 194KB

 縦書きにし、HTMLとして整形します。整形された縦書きのHTMLは、ブラウザーですぐに表示できます。また、禁則処理や段落替えなどの日本語の処理や、新聞のような段組もできます。 著作権者 EDge 氏 シェアウェア 700円

e)HyperEdit v5.20 620KB

 FTP機能付きのタグ挿入型HTMLエディター。JIS/Shift-JIS/EUC/ASCIIの各文字コードでファイルを保存することができ、タブやスペース、カンマで区切られたテキストをTABLEタグによって表に変換する機能をもっている。また、FTPクライアントの機能も備えている 【著作権者】(有)ディクレ シェアウェア 3,000円

f) PIGYEDIT 1.52 379KB

 よく使うタグは内容を編集することが可能で、またワンクリックで入力出来ます。HTML用の色の作成やBODYタグなどの色の設定はプレヴューを見ながら簡単に作成することが可能です。 【著作権者】佐藤 創 氏

g) Edit HTML for Win32 v7.1a 1004KB

 タグ挿入型のHTMLエディター。ユーザーが新しいタグを登録することも可能。ISO-2022-JP/Shift-JIS/EUCの漢字コードを相互に変換することも可能。 【著作権者】廣瀬 朋宏 氏 シェアウェア 2,000円


2)市販のソフト

ホームページ作成ソフト比較表

DreamWeaver2はDHTMLにも対応。FronfPage2000も可能。機能的には、この両者が1歩抜きんでている。 次候補としては、ホームページビルダー2000も機能はそこそこのようです。

a)FronfPage2000 DHTLの対応。

b)DreamWeaver2 DHTMLにも対応

c)ホームページ・ビルダー (Windows95/NT4.0版)(日本IBM)

ワープロ感覚でホームページ作成が可能。壁紙・イラスト・Javaアプレット等のサンプルもあり。

d)HOTALL

Windows95/Macintosh版,バージョン4.0デービーソフト ワープロ感覚でホームページ作成可能。文字を立体化できる。マーキータグ対応。画像はパレットからドラッグ&ドロップで挿入可。マック版もある。

e)COSAIC(こざいく)

Web Designer(Windows95/Macintosh版)(ソフトフロント) プロ向けホームページ制作・管理ソフト。作成・編集は全てマウスやパレットの操作で行うことができる。

f)ホームページpro3.0

ファイルメーカー社. ワープロ感覚で入力、ページ編集・ブラウザによるプレビュー・HTML入力の3つのモードがあり、HTMLを知らない初心者からHTMLで直接入力するエキスパートまで幅広く対応。


Iモード対応

1)C-html言語

a) 作ろうiモードページ ドコモ

ドコモによるiモード用記述語CHTMLの仕様書。仕様といっても、HTMLの拡張だし、説明も丁寧なのでWebページを作ったことのある人なら簡単でしょう。

b)INTERNET Watch(インプレス)

iモード対応ページ制作に関する特集記事。

c)Yahoo!ジオシティーズ

iモード向けホームページの無料作成サービスを紹介するページ。作成ツール「ファイルマネージャ for iモード」を用意した。

d)iモード普及委員会

iモード用ホームページ作りのtips。iモードに関する掲示板やiモード専用チャット機能もある。

2)フリーウエア

a)i-TOOL

iモードホームページ作成ソフト「iモードTool改エディタ」 WYSIWYGタイプでホームページの見た目をすぐに確認できる 【著作権者】西村 誠一 氏

b)iPad

Win95/98/NT4.0/2000 iモード用ホームページ作成支援ツール ホームページで使用可能な絵文字入力をアシストします。

c) エヌネット

 エヌネットは、iモード・EZweb・J-スカイに対応した携帯電話向けホームページを、パソコンのWebブラウザ上から作成できるサービスを開始した。C-WEBホームページ()でユーザー登録をすれば誰でも無料で試用できる。

d)iHOME

登録することによりiモード専用簡易ホームページを作ることができる。また,登録者同士で各種情報交換ができる掲示板も利用可能。 3)3)市販のソフト

a)i.ホタル2001

iモード対応のページ作成ソフト デービーソフト

b)iど〜も!

対応OSはWindows 95/98,NT4.0,2000の各日本語版。

4)その他

a)i-mode Editor

i-mode 携帯電話をエディターとしてワープロ代わりに使えるCGIスクリプト。ホームページをディスク代わりに使って、ファイルを作成できます。大きさは512バイト(漢字約250字)まで、

b)Webページを画像を含めて携帯電話向けに変換するサービス

mini-it セーバー

HTMLで記述されたWebページを携帯電話向けに変換するサービス


まとめ

 ホームページは、組織内で発生する「あらゆる情報」を、「デジタル化」し、ネット上に置くことで、「情報の一元化」をはかれる。その結果、組織内で「情報の共有化」ができます。また同時に「対外的な宣伝」にも使うことができる道具です。

 ホームページ上に、組織内で発生するすべての情報を、整理して蓄積していくことが大切です。アナログデータは、加工度が低い情報で、当然利用度も低くなります。

 また、「双方向性」のメディアである、メーリングリストと併用すれば、組織内のニーズもきめ細かに拾うことができます。メーリングリストを使った「バーチャル会議」も同時に行えば、意思決定は迅速になり、小回りの聞く組織にもなります。そのためには、まず組織内の構成員すべてがメーリングリストなどで、「積極的な発言」をしなければ、ネットは機能しません。一般の会議でも全員の発言がなければ、実り多いものにならないのと同様です。ネットワークとは、構成員がネット上に、真に民主主義的な空間を造り上げようという自覚がなければ、なりたたない空間です。逆にいえば、上手に使えば、組織の活性化に、これに優る道具はないということかと思います。インターネットへの全員参加が待たれるゆえんです。また各位の情報処理能力のレベルアップも図る必要があります。新しい技術の習得に不熱心な組織に未来はありません。

 構成員に要求される技術は、ブラウザとメールとキーボードの習熟があれば十分です。データベースや掲示板を上手に使えば、テキストファイルさえかければ、ネット上のホームページに情報を蓄積することはできます。構成員すべてがhtml文を覚える必要性は薄いと思いますが、最低限、各部門の管理者は覚えるべきテクニックと思います。