2001/02/18本田整形外科クリニック。本田忠
2)電子メール究極テクニック60 Yahoo!InternetGuide
3)メールソフト:基本的なメールソフトについての種々のことがら
1)メーリングリストでは、最初にかならず、メールソフトの設定変更をお願いします
ウインドウ付属のアウトルックエクスプレスを使用している方はメーリングリ
ストに投稿するには設定変更が必要です。メーリングリスト上ではhtml形式をテキストフ
ァイルにする。JISコードにする。画像などあらゆる添付ファイルは禁止です。
2)添付ファイルはメーリングリストでは禁止です。
画像等、データ、音声、その他をアップしたいときは、ホームページ上に画像専用の部屋を準備しております。そちらをご利用ください。サイズ制限に御注意ください。
3)メールの書き方
投稿文は1行30−36文字が適当です。短すぎる方を見かけます。
文の折り返しが乱れて気になる方は、アウトルックなどではデフォルトで36文字(72字)になっているからです。
返信時はタイトルもre:[member]なにがし、となりますので[member]を消す
返信時の引用は最小限としてください。ヘッダ情報その他文中の無駄な部分は
削除してください。全文引用は避けてください。引用文が30行で自分の文が
2行などということも時にみうけます。引用文(元文)の前に自分の文をつけ
るか、後につけるかは好みです。とにかく見やすい文を心がけてください。
4)機種依存文字
パソコン(OS)には、それぞれ独特の文字があります。自分のパソコンとは違
う種類のパソコンでは正しく表示できないことがあります。使用しないでくださ
い。詳細は以下をご覧ください。
メール道場別館-資料館-機種依存文字
メール道場別館-資料館
5)現在の医療系インターネットの全体像をおしりになりたい方は
PCと医療
●Outlook
Expressをご利用の方へ
1)文字コードはjisコードにしてください
2)文の形式はhtml形式(リッチテキスト形式)でなくテキスト形式にしてください。Wordをそのまま使用すると問題になります。MACへそのまま送信すると文字化けして読めません。
設定方法
2−1)テキスト形式への設定方法
OUTLOOKで一番上に「ツール」というのをクリック。「オプション」を押す。「送信」を選ぶ
そこで「HTML形式」になっているはずですから、そこを「テキスト」にしてください
メール、ニュース両方ともです。「設定」は「MIME」で「エンコード」はなしです。
したのチェックボックスで、「相手と同じコードで返信する」を、チェックして ください
2−2)jisコードへの変換方法
同じく「読取」でフォントの設定は「文字セット」は「自動判別」です。あるいはずばりJISでもかまいません
●設定の確認
1)まず当該のメールをマウスでポイントして青くする。
2)マウスを右クリックする(左ではなく)
3)メニューが脇に出ます
一番下のプロパテイを押す
そこで左に新しいウインドウが出ます
そこで「詳細」を見てください。ごちゃごちゃ書いています
一番下の行の当たりに
Content-Type: multipart/alternative
とはリッチテキスト形式といって、winではhtml形式になります
content-type: text/plain;charset="iso-2022-jp"
が正しいテキスト形式です
リッチテキスト形式はマイクロソフトしか、使っていない文字コード体系です
従って、マックでは読めません。文字化けするはずです
1)悪い例
MIME-Version: 1.0
Content-Type: multipart/alternative;
boundary="----=_NextPart_000_00AC_01BD22BE.9CD0C460"
X-Priority: 3
X-MSMail-Priority: Normal
X-Mailer: Microsoft Outlook Express 4.71.1712.3
X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V4.71.1712.3
X-Loop: detect
X-UIDL: 357fe378bfe1ffc465ea7db86c29e09c
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2)私のもの
mime-version: 1.0
content-type: text/plain;
charset="iso-2022-jp"
content-transfer-encoding: 7bit
X-Ml-Info: If you have a question, %echo # help|Mail
8-medical@umin.ac.jp
Precedence: list
X-Loop: detect
X-UIDL: 6e644d1bed04c617d41feec901bd2afa
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
3)マック
mime-version: 1.0
content-type: text/plain; charset="iso-2022-jp"
X-Ml-Info: If you have a question, %echo # help|Mail
8-medical@umin.ac.jp
X-Loop: detect
X-UIDL: 9e4f057bcb9c170537397313b67a75f1
ファイルの添付方法
文字以外のデータ(プログラムやイメージデータなど)や非常に長い文を送るには添付ファイル
を用います。
<<添付ファイルの注意>>
メールソフトではテキストデータしか送信できないので、添付するファイルを送信する時に
テキストデーターに変換し、受信側のメールソフトで添付ファイルを復元します。
変換方式は主にuuencode,Base64,BinHex等があり、メールソフトによって対応しているもの
が違ってきます。
ソフトによっては複数の変換方式に対応しているものもありますが、受信側、送信側の変換方
式が合わないと復元できなかったり、メールが受信できなくなる場合もありますので、双方で
確認をとってから送信された方がよろしいでしょう。
メーリングリストはたくさんの方が利用していますので、もちろん使っているメールソフト
も様々です。メーリングリストへの添付ファイルは避けた方が無難です。
また、1MBバイト以上のファイルを転送するというのは、分割の有無に関わらずマナー違
反とされていますので、気を付けてください。
●ファイル添付の方法添付の具体的方法
●添付メールの設定
MIMEの設定
WINとMACの互換性の問題
●WinとMacについて
問題
Macにおいてはファイルクリエータなどが無いためにそのままでは読み込めないファイル
形式になる。また、Macで書かれた文書はWinでは改行データがコンバートされないという
問題が報告されている。
Winでは文書の文字化け等HTMLを作っているときにその問題に気がつくことが多い。
機種依存文字が文字化けやトラブルの原因になる。
本文の文字化け
送られてきた日本語のメールの内容が文字化けを起こすことがある。
現象 :
Mac -> Win : 行がすべて連結される。
Win -> Mac : 行頭にもれなく半角スペース
または四角が挿入される。
原因 :
改行形式が異なる。 Mac : CR (キャリッジリターン) Win : CR + LF
(ラインフィード)
対策 :
Mac 側ツール : Textology , Jedit
等で一度読み込ませて標準に変換する。
Win 側ツール : 一太郎,WZ-EDITOR , 秀丸 , MS-WORD
等で一度読み込めば自動的に変換される。
▼グラフィックデータ
問題
機種によって標準的画像フォーマットが異なるものが、あたかも標準のように使われている。
現象
Mac -> Win : 画像が表示できない(PICT ( PICT2 )画像)
Win -> Mac : 画像が表示できない(BMP画像)
対策
機種依存性のない画像フォーマットに変換しておく。
GIF : 最大 256 色
ペイントツールで書いた画像の圧縮率が高いフォーマット。
JPEG ( .JPG ) : 1677
万色フルカラー。デジカメなど写真画像の圧縮率が高い。
TIFF : ファイルサイズが大きくなるが、互換性はある。
Mac 側ツール : PixelCat , GIFconverter , GraphicConverter
等
Win 側ツール : PaintShopPro , GV , SUSIE 等
●おすすめ環境
写真データはフルカラーの使えるJPEG
イラストはGIFのほうが圧縮率はよい。
▼動画データ
問題 :
標準的動画ファイル形式が異なる。
Mac : QuickTime
Win : AVI
対策
機種依存性のないファイル形式に変換しておく。
MPEG あるいは、以下のツールを準備する。
Mac 側ツール : AVI to QT
Win 側ツール : QuickTime for Windows
▼ファイルの圧縮と解凍(展開)
用途:あらかじめ双方で打ち合わせる
意味のない圧縮は極力しない。1Mぐらいのファイルなら圧縮しない。
JPEG画像ファイルははじめから圧縮してある。従って意味がない。
▼問題
Win,Mac双方に定番の形式・ツールがあり、専用のアーカイバがないと解凍できない。
Mac : .sit 形式 , StuffItExpander .cpt 形式 , CompactPro .lzh 形式
, MacLHA
Win : .zip 形式 , WinZip .lzh 形式 , Lhasa ( .zip
にも対応、解凍専門 )
対策
両システムで互換を図るために解凍ツールが用意されており、送・受信双方であら
かじめ打ち合わせておけば問題ない。
Mac 側ツール : 上記以外に、ZipIt 等 Soft Windows( Winエミュレータ)
等
Win 側ツール : 上記以外に、StuffItExpander等 Executor ( Mac
エミュレータ) 等
おすすめ環境
●WIN→MAC
送り手
WINZIPで圧縮する。
受手の解凍方法
WIN:LHASAで解凍
マッキントッシュ:STUFFLT EXPANDERで解凍
●MAC→WIN
送り手
相手がMAC DROPSTUFF
相手がWIN MACLHAでlzhファイルを作る
受手
MAC STUFFLT EXPANDERで解凍
WIN LHASAで解凍
▼電子メールの添付ファイル
エンコード ( encode ) :
画像やプログラム等のバイナリデータを送信する際、いったん
テキストファイルに変換すること。
デコード ( decode ) :
逆にテキストからバイナリファイルに復元すること。
問題
標準的変換方式が異なる。
Mac : BinHex
Win : Base64
UNIX : uuencode
多目的インターネットメール拡張エンコード形式
( MIME : MultiPurpose Internet Mail Extensions encoding
)
デコーダの形式ではなく、メール全体の拡張仕様。 MIME
が採用したデコード形
式が Base64 になる。
メーラのデコード対応
AL-MAIL : Base64 , uuencode , BinHex
Becky! : Base64 , uuencode , BinHex
Internet Mail : Base64 , uuencode
Outlook97 : Base64 , uuencode
Netscape Mail : Base64
COMMNICATER ;MIME.UUENCODE (MAC,WIN)
Eudora ( Mac ) : AppleDouble , AppleSingle , uuencode ,
BinHex
EUDORA-PRO ;MIME,UUENCODE,BINHEX(MAC.WIN)
クラリスメール :MIME,UUENCODE,BINHEX(MAC)
対策
相手のシステムを理解し出来る限り共通の環境を推奨する。
●おすすめ環境
WIN→MAC
MIME(BASE64)
MAC→WIN
MIME(BASE64)
現在は、ほとんどのメールソフトはMIME対応である。MIMEにさえなっていれば、
問題ない。
従って添付ファイルを送るときにエンコードの設定を、MIMEにすればよい
アウトルックなら、ツールのオプションで選択する。
画像はJPEGがGIFにする。
まとめ
○WINでのまとめ
ウインからでもマックからでも解凍はLHASAを準備すればよい
マックからはLHA形式でくる
WINならZIPでくる
▼トラブル
Q:デコード失敗メールがきたらどうするか
マックからBINHEXでメールがくれば、画像ファイルはただの意味のない文字データとなる
MIME同士でも時々ある
A:
1)BINHEXの場合
This file is binhex ver 4.0
)))}}}}}}OOOO−−−−−
)))以下をエディタにペーストして、適当なファイル名でセーブする。拡張子は.hqxとする
honda.hqxとか
2)mimeの場合
content-transfer-encodeing base64
))))}}}}{{{{~~~~~--------
)))以下を、エディタにペーストして、適当なファイル名とする。拡張子は何でもよい。
3)winzipで解凍する
上記の名前で取ったファイルを、extractする。
○マックでのまとめ
WINからでもマックからでも、STUFFLT EXPANDERを使用する
▼トラブル
Q:デコード失敗メールがきたらどうするか
winからmimeでメールがくれば、画像ファイルはただの意味のない文字データとなる
A:
mimeの場合
content-transfer-encodeing base64
))))}}}}{{{{~~~~~--------
)))以下を、エディタにペーストして、適当なファイル名とする。拡張子は何でもよい。
3)mpackで解凍する
上記の名前で取ったファイルを、decodeする。
●最後に
圧縮はできるだけしない。最低1M以上のとき
圧縮したときは圧縮形式と、展開方法、圧縮後のファイル名を書いて出す
●ソフトの入手
1)インターネット上のマニュアル
ここで述べたソフトは、私のインターネットマニュアルにまとめておいた。
使用法なども参照してください。
2)CD−ROM
(株)インプレス社のインターネットマガジンには上記のツール類がCD−ROMで、
ほとんど網羅されており、1000円程度で購入できるのでオススメ。
参考資料:インターネットマガジン1998年2月号